2007/02/08

展示1日目 
平日ということもあって人もそこまでいない感じ
私の展示している部屋は日当り抜群で
大きくて古くて素敵な窓を抜けて出来た日溜まりの中で本を読む
展示中のこの時間を贅沢につかっているような雰囲気が好きだな〜
 
最後までいたかったけど、前日の夜急遽撮影が入り日が傾く前に渋谷へ
さすがに眠かったらしくうつらうつら電車に揺られていると
何年か前の出来事と同じことが今の状況で起きるという夢を見る
自分の手をぎゅっと握ったらしくはっと目が覚め
一瞬なにが起こったのかわからなくなると
目の前に座っていたおじさんと目が合い彼はにっこりと微笑んだ
するりと現実に戻って 私も笑ってしまった
 
なんだか人間とか世界とかって上手く出来ていて素敵だなぁと
その瞬間に思う
 
見知らぬちょっとはげたスーツのおっさんの笑顔で私は救われた
別に彼は電車でうたた寝をしてびっくりしながら起きた私と目が合って しまったものだから
笑ってくれただけなんだろうけど
その笑顔がなかったら 私はきっと落ち着かなかった
このちょっとしたタイミングとバランスが嬉しかった日で した