2008/08/29

大粒の雨 たくさんの雨音 眩しいほどの稲光 響く雷音 部屋で大きめにかける音楽
誰もいなくなったみたい たくさんの音の中 不思議なほど静か 取り残されたみたい 雨音の壁
ひどく疲れている 何故だろう 朝焼けを見るほど 遊んだ 全身に感じる心地よい疲れではない
どこか 身体の または 心の どこか一部が ひどく 疲れているみたい
 
壁に耳をぴたっと付けて 目を閉じる 雨音だけに意識を集中させる
何もかも忘れて 静かに消えていく 遊びを 3回繰り返したところ
 
雨に濡れる 大きな大木の 柔らかく湿った 幹をなでて
土に溶けていく 練習を 4回したところ
 
大きな音の中 眠りについて 目を覚ましたら
水滴に光る きれいな街に 巡り会う 確率を 5回目にして はじき出したところ
 
 
これはきっと ある冬眠していた部分を 覚まさせるための トレーニング

2008/08/28

気が付くと
時間はさらっと過ぎて
わたしは半分眠い頭
スケジュール帳とにらみ合い
そろそろ完全に目を覚まさないといけない頃だ
積み重ねられた日々のリズムは
例え自分の望んでいなかったものだとしても
それに合わせて感覚は馴染んでいくのだね
 
もっともっと
頭の奥のわたしと話をしなければいけないのに
うまくそこまでたどり着けないなぁ
 
待っているのだろうか?
 
果たして、その奥にわたしが会いたいと思ってるわたしは
待っているのだろうか?

2008/08/24

静かな 長い 雨が 降り続いて
ダイナミックに燃えていた夏が
ゆらりと揺れるろうそくの火
秋はなにかが燃えた後の匂い
 
酔っぱらって 友達を連れて帰って来た朝方
ベットの上で くだらない言葉遊び 笑いが止まらない
私たちの夏は 終わろうとしている
あんなに嫌だったのに 終わる前のこの物悲しさって何だろう
 
あの日のフロアーで流れていた音楽
 
私はもう少し 頭の中と会話する
 
色を撰ぶ 言葉を撰ぶ 音楽を撰ぶ
 
 
曜日の感覚が無くなってきて
時間の感覚も とんで
本当は この場所だって関係ない
明日の予定はただの予定
そう そんな感じ
 
楽しさに貪欲で
その後の静けさに敏感なのだ

2008/08/18

ニュー クリエイト イマジン
 
私のイヤホンから流れる音楽は
ニュー クリエイト イマジン と 歌う
 
私はずっと 停滞する私を すべて夏のせいにして
冴えない夜を いくらだって泣けると
ふさぎ込んでみたりして
あんまりよくないよなぁと 煙を吐いてたけど
 
目が覚める
 
心が震える
 
私が始めないと なにも始まらない
 
スイッチを持っているのは
どこかの誰かではない
 
ニュー クリエイト イマジン
 
私は知ってる
触れた事がある
 
文章を書けなかった日々は
残せなかったそれと同じで
私の中になにも残っていない
かなしいなぁ どこに行ったの?私の日々
 
確かにあった 色々な出来事を
消化できずに 過ごしてしまった
 
両手で目を塞いでしまったみたいに
 
なにも見つめないで走り抜ける事は 簡単だけど
せっかく走ったのに その手になにも持っていなかったら
そんな悲しい事はないよね
 
意識を高めていくこと
決まった一定の時間を費やして
見つめ直すこと
心の隅にある解けない糸は 少しずつ解いていかないと
 
私は眠っていたのです
 
今夜は脳みそがはっきりと動きすぎて 目眩がしそうです