2011/05/17

窓はしめてあるのに
窓の側によりかかると
夜の匂いがして 涙が出た


雨上がりの夜道を歩いていると
じいさんが「そうですね。そうですね。」と呟いている
周りには誰もいない
私も「そうですね。」思わず口からこぼれてしまう

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みんな愛の歌に背つかれて 
与えるより多く奪ってしまうのだ
乾いた風が吹き荒れて 
田園の風景を砂漠にしたなら
照りつける空の下 
あなたはこの僕の傍にいるのだろうか?

たとえ鬱が夜更けに目覚めて 
獣のように襲いかかろうとも
祈りをカラスに引き裂かれて 
流れ弾の雨が降り注ごうとも
この街の空の下 
あなたがいるかぎり

僕はきっとシラフな奴でいたいのだ
子供の泣く声が踊り場に響く夜
冷蔵庫のドアを開いて
ボトルの水飲んで 誓いをたてるよ
欲望が渦を巻く海原さえ
ムーン・リヴァーを渡るようなステップで
踏み越えて行こう あなたと

この僕の傍にいるのだろう?


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頭の中をずっと流れてる曲
キリンジ/Drifter


2011/05/09


夜のにおいが 私をさらっていく


私をさらっていく 笑い声が響く


笑い声が響く どこかとても遠い場所


どこかとても遠い場所 ひどく懐かしい


ひどく懐かしい 夜のにおいが