変な時間に寝て 変な時間に起きてしまった午前4時
空はもう明るくなりはじめて 街は静か
大切な夢を見たのは覚えているけど
なにが大切だったかは覚えていない
頭の中の整理がつかず
混沌としたまま 眠り
目を覚ます繰り返し
強くなりたいなと思うのは 弱い証拠だなと思う
夜に見た映画で
誰かを好きになりたいと思った
道ばたで石に躓くような感じで 不意をつかれた様なやつ
もうずいぶんと そんなことないなぁと思う
そんな事を思った時に
思い出してしまった事は
私だけで あの人は思い出してないなと 確信する
どれだけの時間が経ったのだろうね
こんな事 思うのも馬鹿らしい
纏まりのつかない頭は
違う引き出しを引っ張り出して 思い出さなくていい事まで思い出させる
目を覚ました時に窓から見えた月がとてもきれいだった